時間が経ってしまいましたが、井上ひさしさんのご冥福をお祈りします。
私はあまり熱心な読者ではありませんでした。でも、「ラ・サール・ホーム」(仙台市/当時光ケ丘天使園)のご出身で、私にとっては広い意味で同窓であり、先輩で、今でも親近感を抱いています。
最初に読んだのは「四十一番の少年」。小学生が読むには悲しく、読むのが辛いお話でしたが、あれは読んでよかった。
次は「ブンとフン」。これは小学校のクラスでも人気があった。うちの子供も喜んで読んでいます。
高校を出た頃か、友人が「吉里吉里人」を薦めてくれたけれど、1日で一気に読むべきと思ってその勇気がわかず、まだ読んでいない。
母と同い年。私たちの親の時代、辛く始まり、豊かに稔った時代。その次のことを日々考えているのかと問われている気がする。